『ワンダーウーマン 1984』ネタバレあり 感想

こんにちは。WW84を観た勢いで綴った感想を前にアップしましたが、今回はこの映画が1人のワンダーウーマンのファンにとってどれだけ素晴らしく、大切なものを描いたかということを書いていきます。なっがいです。前作のことにも触れます。この映画から溢れ出る愛が、1人でもいいから他の誰かに伝わることを願って。はじめに「ワンダーウーマンってどんなヒーローなの?」って聞かれたら、アマゾンの王女!ビッグ3!とにかく強い!首を折る!猛々しい!カッコいい!美人!リーダーシップ!神の子!などなど、出自や能力などを語る人は多いと思う。でも、この『ワンダーウーマン 1984』(以下WW84)という映画はその問いに対して「真実、そして愛と思いやりの力で世界の平和を追い求めるヒーローです」と彼女の本質をスパッと、映画全体を通して前作より強く言い切って見せました。この2020年に、です。今は世界平和のためなんて高尚で大仰な目標を持ったヒーローよりも、もっとパーソナルな動機から行動して、たまたま自分や愛する人々の身に降りかかってきた災厄を打ち払った結果ヒーローと呼ばれる存在になっていた、という文脈の方が現実的です。それが「大人の鑑賞に堪えうるヒーローもの」と考えられがちな時代だと思う。もちろん例外はありますが、実際映像化するならそういった主人公の方が親しみも共感も抱きやすいですし、話の焦点も主人公の交友関係内に絞って...

『ワンダーウーマン 1984』  感想

こんにちは。更新まで間が空いてすみません……とかそういうレベルじゃないのでやめておきますね。早速本題に入ります。DCさんから12月16日のプレミア試写会に呼んでいただけたので、観てきました。『ワンダーウーマン 1984』当然ながらものすごくものすごくワクワクして、ものすごくものすごく緊張していました。ひとまず鑑賞を終えて真っ先に感じたのは、『愛、これはとてつもない愛だ』です。いつも言ってる。でも、これしかない。愛が大爆発して、「些細なことは気にすんな!いいから呑まれろ!!」ですべてを呑み込んでゆく、すごい愛でした。愛しか言ってないけどそう、愛なんです。書いてる今も涙が出そう。細かい部分でちょっと仕上げが大雑把かなってところは確かにあります。スマートで無駄のない、洗練された映画が好みの人はそういうのちょいちょい気になるかもしれない。あんまりかっこよくないスローモーションのシーンがあったりもする。でも。でもね。今作は間違いなく私が見たかったワンダーウーマンをたくさん見せてくれました。前半パートには懐かしいダイアナがいっぱい詰まっていて、後半には大人になってから初めて持つことができた視点と感情でダイアナを体験した。なにより、最後の戦いは紛れもなくワンダーウーマンでした。あれがワンダーウーマンの戦いなんです。素晴らしかったです。それとチーターの初実写化。ものすごく良かった。ほんっとうに良か...

『ワンダーウーマン』ネタバレありの感想

どうも! 映画『ワンダーウーマン』が遂に日本でも公開されましたね!前にネタバレなしのレビューを書いたので、今回はネタバレを気にせずレビューを書かせていただければと思います!(ほぼ書きなぐりに近いです!)とにかく!!この映画、とにかくワンダーウーマン愛が凄い!例えば、アマゾン族のオリジン。ジョージ・ペレズが担当していた80年代コミックからの採用が多くて、個人的に一番好きなオリジンでもあるのでとても嬉しい。もちろんそっくりまんまってわけではないのですが、70年代のドラマより後の作品を採り入れることで、ドラマを観ていた人が新鮮な気持ちで観られるのもいいですよね。(ドラマはドラマでオリジナル部分めっちゃ多いんですが、そこは置いときます!)そうだ、アイスクリームのシーンあるじゃないですか。あれもコミックにあった場面の再現なんですが、実はドラマ版でもですね、ダイアナの妹ドルシラが初めて人間界に来た時夢中になったのがアイスクリームだったりするんですよ!で、後のエピソードでもアイスクリームパーラーでパクパクフロートだかサンデーだか平らげてたり。それに青ドレスの元の持ち主。あの人も実はドラマに登場した人物でして、ナチスの偽ワンダーウーマン、ファウスタ・グレイブルズというコミックからドラマに登場した数少ないヴィランの1人だったんです!劇中で名前が判明することはなかったけど、クレジットに載ってたキャラ名...

『ワンダーウーマン』(2017)  感想

『ワンダーウーマン』を最速試写会でいち早く観る機会に恵まれました~!いぇい!色んな方にワンダーウーマンを知ってもらうとっかかりになればと思い、ネタバレにならない範囲でレビュー書いときます。(考慮はしていますがどこまでネタバレかは完全に主観です。なので、まっさらな状態で鑑賞したいという方は鑑賞後に読むことをおすすめします)あらすじアマゾン族という女だけの種族が住む島、パラダイス島(セミッシラ)。ある日、外の世界とは切り離されたこの島に、一人の男が乗った小型飛行機が墜落してしまう。墜落の一部始終を目にしたアマゾン族の王女ダイアナ(ガル・ガドット)は飛行機のパイロットである、スティーブ・トレバー(クリス・パイン)を救出するが、アマゾン族は島に男が侵入したことを警戒し、スティーブを尋問にかける。尋問を通して外の世界が戦争の只中にあることを初めて知るダイアナ。彼女は世界を救うため、スティーブと共に第一次世界大戦下のイギリスへ向かうのだった……。レビューとっても良かった !!気になる部分は多少ありますし、ダークナイトの様な分かりやすい傑作というわけでもありませんが、DCEUの中では間違いなく一番の出来だと思います。以下、特に良かった点を、大きく3つに分けて書きます。①分かりやすく、観易いヒーロー映画として抑えるところがきちんと押さえられています。尚且つ、映画を通して伝えたいメッセージや物語がし...

セミスキラ便り

はじめまして!子供のころワンダーウーマンに出会って以来、日々ワンダーウーマンになるため必死でクルクル回転している管理人です。おかげで立派な頭痛持ちに成長しました!ながーいあいだ待ちわびて(そして諦めて)いたワンダーウーマン映画公開を記念してブログを作ってみました。とはいっても、とりあえず試写会で鑑賞した興奮を文字にしたいという勢いで開設しただけなので、何を書こうとかは全然決めてません。というかたぶん続かないよ。DCが好きですが、マーベルも映像作品はいちおう観てます。ここ、誰も知らないネットの秘境を目指しています。なのでこれを読んでいるあなたはそれだけですごい人だと思います。おめでとうございます!そんなみなさんがガイアの栄光と共にあらんことを~